お客様がよくおっしゃる言葉で「モカはすっぱいから嫌いなの」
と言うお客様がいらっしゃいます。
でも実は違うのです。
コーヒーというものは焙煎が浅ければ酸味が強く
焙煎が深ければ酸味が弱まり苦味が顔を出してきます。
多分、昔から良質なモカは酸味をだすことで特徴が
引き出されるので浅煎り焙煎が主流になりモカは酸味がある
となったのではないでしょうか。
珈琲工房かさはらで提供させていただいてる
モカ・イリガチェフェG-1は酸味の素晴らしい珈琲です。
どんな珈琲でも酸味がなければ美味しくありません。
酸味の無いコーヒーはただ苦いだけでコクもなく
ただノッペリとした黒い苦い飲み物になってしまいます。
オレンジやりんごだって酸味があるから甘くて美味しいのです。
珈琲も同じです。
酸味があるからコクがあって甘いのです。
なんだかんだうんちくを並べてしまいましたが
整理すると
1、珈琲豆は銘柄ではなく焙煎によって酸味と苦味が調節される
2、酸味は珈琲本来の甘味、コクを引き出す大切な味の要素
以上をご理解していただいていると珈琲選びの幅が広がるのではないでしょうか。
注)古くなり酸化した珈琲と珈琲本来の酸味を有する珈琲は全く別物です。